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結構おもしろい!「山梨中銀金融資料館」展示貨幣から歴史を知る!

金融資料館とは?

「山梨中銀金融資料館」に行ってきました。山梨中銀とは山梨を代表する地方銀行である山梨中央銀行のことです。この資料館、以前からあることは知っていたんですが一度も行ったことがありませんでした。どうして「金融資料館」という名前から堅苦しいイメージがして、いまひとつ行くきにならなかったのも事実です。

金融資料館入口

銀行の歴史紹介だけかと思ったら!

受付でコロナ関係のチェック表を記入し、いざ中へ。資料館自体が巨大な金庫の中にあるイメージ。というのもそこには貴重な昔の貨幣が展示されているので警備が厳重なのは当然と言えば当然。古代貨幣から始まり、我が国最初の流通貨幣「和同開珎」
日宋貿易で輸入した宋銭、戦国時代の金貨、銀貨などが数多く展示されています。
山梨中央銀行の歴史(第十国立銀行として誕生)だけが紹介されている施設という当初の思い込みとは裏腹に実物の貨幣が年代ごとに展示された“貨幣博物館”のような感じ。甲府市南部エリアから発見された2000年前の中国貨幣など見るからに貴重だとわかるものがずらっと展示。結構、見入ってしまいました。
(ショーケースの中は写真を撮らないようにとのこと。年表や説明資料を中心に写真を撮りました)

武田氏の幣制は江戸幣制に取入れられた!

甲州(山梨県)は金の鉱脈に恵まれていて、甲州金制度が確立、武田信玄の時代に隆盛を極めたようです。徳川家康は江戸時代の金貨に甲州金の四進法の貨幣単位を取入れたといわれています。現在の“円”のルーツもこの甲州金であった、という研究結果も出ておりいかに優れた制度であったかが分かりますね。

世界の紙幣を特別展示

金融資料館では8月31日まで特別展として「世界の紙幣に選ばれた英雄たち」と題した展示をしています。通常は国王、学者、大統領などが多いとは想定できますが、アフリカでは普通の少女が紙幣に描かれていたりもするんです。なぜかというと、国王の絵だと権力が衰えると描きなおしになる、とか、現職の国王を描くことは独裁につながる、とか、庶民が国の中心なのだから庶民を描く、との理由だそうです。国ごとに様々な理由で紙幣に描かれる人物を決めているんですね。

外国紙幣の紹介

正直言って面白かった!

スタッフの方に案内説明をしていただき、とても分かりやすく、また理解が深まりました。自分一人で見学しただけではここまで面白いとは思わなかったかもしれません。スタッフの皆さまありがとうございました。
興味を持たれた方は是非行って見てくださいね。

ヤップ島(ミクロネシア)の石のお金。
お金の価値は大きさでなく、この石を取りに行くのにかかった労力によって決まるそうでとても面白い

山梨中銀金融資料館…甲府市中央2丁目11−12 甲府駅南口から徒歩12分
     HP: https://www.yamanashibank.co.jp/aboutus/museum/

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