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甲府五山についてこれまで4回にわたり紹介してきましたが、今回で最後の紹介となります。つつじが崎のふもとにある「円光院」です。
もとは笛吹市石和町にあった成就院を、京都より説三和尚を迎えて開山とし武田信玄公がこの地に移しました。
信玄公の正室三条夫人が逝去し法名を「円光院殿梅岑宗蘤(ばいしんそうい)大禅定尼」と号されたことにより寺名を円光院と改称しました。(三条夫人は1570年7月逝去)
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三条夫人は京都・公家三条左大臣・公頼(きんより)の次女として生まれ、16歳で信玄公の正室となりました。(媒酌人は駿河の今川義元)京の都から甲斐国にきて34年、信玄公に先立つこと3年・50歳で逝去されました。
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左側に三条夫人の法名が書かれている
信玄公が陣中にて逝去した時、武田二十四将の一人である馬場美濃守信春に「刀八毘沙門天、勝軍地蔵尊」の二体の陣中守護本尊を円光院に寄贈を遺命されました。(下写真)
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これは甲府市指定文化財になっており、通常4月に行われる「信玄公祭り」に合わせご開帳されます。
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円光院は武田神社のほど近くにあるので、神社参拝と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
ホームページ:http://www16.plala.or.jp/enkoin/index.html
臨済宗妙心寺派 瑞巌山円光院(ずいがんさんえんこういん)
甲府市岩窪町500−1
JR甲府駅北口から 武田神社行・積翠寺行
護国神社入口下車 徒歩で約15分